茅ケ崎市体育館競技場は換気します!
~暑い夏に公共体育館をご利用いただくすべての方の熱中症予防対策として~
夏場、競技場内は屋根や壁、人体からの発熱でかなり室温が上昇します。また熱気や、湿気も多くなります。室内(競技場内)を密閉してしまうと熱気や湿気が滞留してしまい、からだにとって大変危険な状態になってしまいます。時として人命にかかわる場合もあります。
室温が上昇すると体温も上昇します。からだは体温を調節するために汗を出し、その気化熱によって体温を下げようとします。しかし、室温(外気温)が高く、湿度も高い場合は、汗が蒸発せず体温調節ができない状態になり、熱が体内にたまります。
このような状態になると、失神・けいれん・意識障害などの多くの症状を引き起こします。これらの症状は、総称して「熱中症」と呼ばれています。
競技場にエアコン設備はありません。危険な状態を回避するには、まずは換気して、通気を良くして、室温を下げ、熱気(空気)を滞留させない対応が必要になります。
この体育館は公共施設です。それを踏まえれば、競技場をご利用いただく、すべてのご利用者様の健康を守りながらスポーツを楽しんでいただけるよう、施設管理者として予想できるリスクは、できる限り未然に防がなければなりません。
できること、まずは、「換気(通気)を確保する」ことです。開けられるところは開けることです。
高温になる夏場の体育館(競技場)において施設として最も優先すべきは、競技性の追求より、まずは人命、すべてのご利用者様の健康管理、熱中症予防対策であると考えます。
施設管理の基本的スタンスとして、窓やドア、扉(アコーディオンカーテン等)は開放し、換気(通気)を確保させていただきます。
現在、競技場の室温が高くなっても窓や扉などすべて閉め、風の入らない、室内を密閉した状態で利用したい団体と、通気性の良い、少しでも涼しい環境でスポーツを楽しみたい団体が隣り合ってご利用いただいた場合に(北面・南面の共用利用の際)トラブルが多々発生しております。施設側に対して、通気を確保したい団体から、夏場でのエアコン設備のない公共体育館の供用利用のあり方に対して苦情が多く寄せられています。
競技性を追求し、暑くても(室温が上昇しても)競技場に風が入らない密閉状態を希望するお客様は、競技場を全面確保のうえご利用くださるようお願いします。競技場半面(1/2面)利用の場合で、その半面を密閉状態にした場合には、室内全体の通気が悪くなり、熱気が滞留し、室温の上昇が予想され、隣半面のご利用者様の健康面(熱中症)への影響が懸念されますので、共用利用になる場合は密閉しないで換気(通気)を確保いたしますのでご了解願います。
公共施設におけるすべてのご利用者様の安全な施設利用にご理解とご協力をお願い申し上げます。